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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

No.151 佃島

佃島一隅「佃島一隅」 F6 水彩 For sale
¥50.000
連絡先:TEL(fax)04-2948-7387
携帯:090-4399-7332
メールアドレス:mwaki@jcom.home.ne.jp


 佃島に初めて絵を描きに行ったのは15年程前だろうか?恩師の墨矢先生の紹介で新富町の「東京絵画愛好会」に絵の指導に通っていた頃である。スケッチとその後の忘年会に招待されたのが最初であった。新富町から歩いて隅田川を渡り、高層ビルに囲まれた古い家屋の中に小さな船溜りがあった。そこだけ昔のままに取り残されたような一角で古びた漁船や桟橋、壊れかかった家屋があり、背後に聳える高層マンションと奇妙なアンサンブルを奏でていた。生徒と一緒に簡単なスケッチをして、その後月島のモンジャ焼きを食べながらの忘年会に興じた。
 それからここの魅力に弾かれて、スケッチに通うことになった。1人で描きにくるのは勿論だが、生徒を引率して繰り返し通った。所沢からは有楽町線の新木場行きに乗ると約一時間であり、トイレも飲食店もあるので便利であった。
 そしてここの佃煮は当然のことだけれど格別である。また徳川家康以来の歴史を刻んだ地でもある。本能寺の変の時に家康主従は堺にいたが、三河までの決死の逃避行のおりに大阪の住吉の漁師の船に助けられた。その恩顧に報いて佃島をその漁師に与えたという。それも全国何処でも自由に漁をする特権付きだったという。家康から下賜された金で作られた神輿があり、今でも毎年盛大な祭りが模様されている。
 この絵を描いていると、漁師が話しかけてきた。描いた漁船は全て彼のものだという。折本さんという。「江戸の初期から代々ここに住んでいる」と彼はこともなげにいう。400年前は昨日のことのようだ。歴史とはそういうものらしい。



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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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