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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

No.150 伊那谷と安曇野

初夏の伊那谷「初夏の伊那谷」P15 水彩 For sale
              ¥90.000
連絡先:TEL(fax)04-2948-7387
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 絵を描き初めた頃に足しげく通ったのは安曇野より伊那谷であった。在職中に飯田市の関連会社へ出張する機会が多かったので、この谷の四季折々の美しさを良く知っていたからだ。
 就職して初めての出張がここであった。当時は中央高速道路は未完成で、新宿駅から6時半頃発の飯田直通の列車に乗る。余裕をみて家を出たが想像以上に時間がかかり、さらに駅構内で迷ってホームに駆け込んだ時には列車は無情にも動き出していた。その後ろ姿をただ呆然と眺めて立ち尽くしていた。
 気を取り直して上司に電話連絡をした。「しょうがないな。連絡をしておくから、遅れても行ってください」
結局その後の急行に乗って甲府で乗り換え、さらに岡谷から鈍行列車で伊那谷を下って行った。飯田線に入ると町の人や女学生が入れ替わりに大勢乗ってきて、楽しげな会話が飛び交っていた。途中で何度も時間調整のため長く停車した。悔やんでもどうにもならないとおもいながら、気持は暗く沈んでいた。
 小さな駅のホームは何処も桜に埋もれていた。その桜の間から南アルプスの白い峰が輝いている。やがて駒ヶ根に至ると左に広大な裾野が広がりその底に天竜川が光って見える。右の車窓には木曾駒ヶ岳が真っ白に聳えていた。この谷は心底美しいと思った。
 その後10年程の間この谷に頻繁に出張した。ここのリンゴと五平餅は格別であった。忘れられない思い出の地がこの伊那谷だった。
 最初に描こうと思ったのは、夏の蒸せ返るような緑とはるかに聳える青い南アルプス連峰であった。何度描いてもその美しさは描けなかった。それは結局F60の作品になった。
 その後は季節を変えて描いた。厳しい真冬の美しさはまた言葉に尽くせない。安曇野を描くようになったのはそれからだった。
 この作品は今年の5月である。絶好の日和に誘われて、駒ヶ根のビジネスホテルに宿を取って出かけた。正面の雪山は空木岳である。



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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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