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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

No.138 パンドラの箱

幕末から明治時代の頃の世界の85%は西欧の植民地であった。
 1890年当時の世界は、わずか5%の国土の白人西欧諸国が広大なアジア、インド、アフリカなどの85%を植民地として支配していた。これまでに西欧の植民地支配を受けなかった国は185カ国のうち,わずかに日本とタイの2カ国だけだという。
 スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ、フランスなどの西欧諸国は1500年頃から世界の海を渡って侵略を開始し、互いに激しく戦いながら世界の隅々まで植民地として征服していった。1800年過ぎからそこにアメリカ、ロシアが加わって、残された極東の中国と日本に狙いを定めていた。
 これまで日本が植民地にならなかったのは、豊臣秀吉、徳川家康が欧米の暴虐な正体を知って、キリスト教を禁じて結局鎖国をしたからである。また当時日本は世界一の鉄砲保有国であって、強大な武力を有していたから、それを彼らが恐れたからでもあった。
 その後日本は世界史に類のない大軍縮をして鉄砲や大砲を捨て、250年間におよぶ平和で豊かな江戸時代を過ごしたのだ。この間の西欧諸国は互いに凄惨な戦争をして、世界で植民地争奪戦をした。そして軍事技術を磨き武器を開発した。狡猾な植民地支配のノウハウも多く蓄積していった。
 そして1853年のペリー艦隊の来航をはじめとして、英国、フランス、ロシアの艦隊が相次いで開国を求めて日本に殺到した。日本は250年の穏やかで豊かな時代から、いきなり植民地支配の危機に立たされたのだ。国論は攘夷と開国に二分されて激しく混乱をした。攘夷を強行すれば圧倒的な軍事力で征服されただろう。開国をすれば卑屈な不平等条約や治外法権を押し付けられて、経済的に搾取されるであろう。結局日本は涙をのんで後者の道を選んだのだ。臥薪嘗胆であった。
 当時の周囲のアジア諸国の多くは長い間植民地支配されており、日本はその悲惨な状態とその根底に白人の傲慢な人種差別意識があるのも良く知っていた。西欧の軍事技術を必死で学んだのは、かれらに植民地支配されるのを防ぐためであった。国力に比して過剰な軍事力を持ったのもやむを得なかったのだ。
 しかし欧米の予想に反して急速に力をつけた日本は、欧米諸国の影響下から脱して独自の政治と外交を始めた。そして草狩り場となっていた中国で日本がかれらと衝突したのは必然であった。中国が彼らの手に落ちれば、次は日本が標的になるのは火を見るように明らかであったからである。
 日本はアジア諸国を植民地支配する意志はなかった。日本の政策は自国を欧米諸国から防衛して、アジア諸国民と共栄しようというものであった。日本は第一次大戦後の国際連盟の規約に、人種差別を廃止する決議を提案した。加盟国の圧倒的多数の支持を得たのだが、米英の反対で廃案になった。このとき日本は人種差別や植民地に反対する意思を世界に示したのだ。これは当時の圧倒的な白人優位の世界では驚くべき主張であったから、彼らに警戒され敵視された。その反面植民地の苦しみに喘いでいたアジア諸国は日本に期待したのだ。
 朝鮮と台湾、満州は合法的に日本の領土として組み入れたもので、そこでは全ての権利は日本人と同等に与えられた。教育の機会を与え、道路や港湾を整備し、行政機関にも彼らは採用された。むろん差別はあったが、それは搾取し収奪するだけの西欧諸国の植民地に比較すれば、雲泥の差であった。白人は現地人の教育の機会を奪い、奴隷のように使役し収奪して、神のように君臨していたのだ。
 それゆえ日本は300年近く続く白人の植民地支配を終わらせるべく、大東亜共栄圏を目指して欧米諸国と決死の戦いをしたのだ。
 日本は敗戦したが、この第二次世界大戦後にアジアやインド、アフリカ諸国は次々に独立をして、とうとう欧米諸国の植民地はすべて崩壊した。アジアの人々は神のごとくに君臨していた白人に、アジア人の日本が初めて打ち勝ったことに、驚喜して勇気づけられたのだ。日本は占領期にかれらを教育し、自国軍を作らせて軍事援助をした。さらに敗戦後も多くの日本将兵がアジア諸国の独立軍に身を投じて戦った。インドネシアではその数は4000人にも上るという。
 大東亜戦争は単なる侵略戦争ではない。大きな歴史の流れで見れば、それは西欧の植民地支配を打破する為のアジアの解放戦争であったのだ。

「なぜアメリカは、対日戦争をしかけたのか」加瀬英明、ヘンリー・S・ストークス共著 にこの大東和戦争のアジア解放に果たした日本の役割の大きさが書かれている。
 その中でヘンリー・S・ストークスは書いている。「ペリーは黒船艦隊を率いて日本にやってきたときに、うっかり知らずにパンドラの箱を開いてしまった。」そのために白人たちは全ての植民地を失ってしまったというのだ。「人類がこの地上に植民地が存在せず、人種平等の理想の世界を迎えることが出来たのは、日本が大東亜戦争に立ち上がった成果だった。」と記している。




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脇 昌彦

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