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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

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No.131  驚ろきの昭和史

 私のカビの生えた日本史の大掃除は、まだ端緒に着いたばかりである。しかしそのわずかな間にも、これまでの日本史の定説を覆すようなことがたくさん出てくる。その度に驚き訝しみ、丹念に傍証を探して確かめながら進む毎日である。この大掃除は何時になったら終わるのか、見当もつかなくなってきた。時期をみながらまとめて書こうと思っているけれど先は遠い。しかし少しずつでも自分の整理の意味を込めて書いてみたいと思う。
 以下は最近もっとも驚いたことだ。私の単なる無知なのかもしれないが。
<2.26事件の反乱軍の将校達は戦争に反対していた!>
 私は昭和11年のこの青年将校達の反乱によって政府による軍部の統制が出来なくなり、それ以後日本は軍部に引きずられて無謀な戦争に突入していったと思っていたから、この話を聞いたとたんに嘘だろうと思った。
 しかし調べてみると、いくつものブログに反乱軍将校達の蹶起趣意書が載っていた。初めて目にするものだった。漢文調で難解ではあったが、その中にはっきりと無謀な戦争をやめよという文が書かれていた。驚きであった。
<露、支、英、米との間一触即発して祖宗遺垂の此の神洲を一擲破滅に堕らしむる、火を見るより明かなり>
 要約すればこのまま中国への進出を拡大すれば、世界を敵に回し日本は滅びる、というのである。だから無謀な戦争をやめよ!と明らかに主張しているではないか。
 当時の日本は昭和恐慌のまっただ中にあって、都会では失業者が溢れ農村部の疲弊は特に酷く婦女子の身売りが蔓延していた。それを放置してさらに軍備を増強し戦争をするのかと主張していたのだ。
 以前に私が調べた資料には、日米開戦時のアメリカのGDPは日本の17倍であったという。これに英国、ロシア、オランダなどを加えると何十倍になるのか?その数字はこの戦争の無謀さを端的に表していた。こんな単純な道理を当時の政界や軍部の首脳部はわからなかったのか?と素朴に思っていた。
 しかしこの蹶起趣意書によれば将校達はそれを知っていたのだ。そしてこの反乱の時に陸軍の上層部がその収拾にもたついたのは、将校達への同調者が少なからずいたという理由によるらしい。つまり彼らもこの戦争の無謀さに気づいていたのだと思う。では、どうしてそのまま暴走してしまったのだろう。
 昭和天皇はこのとき激怒して反乱軍の徹底鎮圧を指示した。そして首謀者17名の死刑、反乱参加将兵の戦地への転属を命じた。そして反戦派の軍の上層部は粛正され、それ以後この無謀な戦争がいっそう加速されたという。つまりあの戦争は昭和天皇の戦争だったのだ。東条英機首相は天皇の命令をひたすら忠実に実行する人だったと言う。
 反乱軍の青年将校達は、天皇周囲の軍首脳部とそれに結託する財閥、政治家を除けば無謀な戦争を阻止できると立ち上がったったのが真相らしい。しかし最も戦争に熱心だったのは昭和天皇であったことを見逃すという重大な過ちを犯したようであった。
 私はこの説の方が実によく腑に落ちると思った。戦争のプロの軍人達はあんな無謀な戦争はしない。山本五十六海軍大将の戦争反対論はよく知られた話である。ではなぜそうなったのか?昭和天皇はそれを知らなかったのか?
 これはまだ推測でしかないが、日本の皇室は、明治以来欧米の悪質な戦争商人の密かな支配下に置かれていたのではないか?と思う。前にも書いたが、270年近く戦争をしなかった日本は、明治以来戦争に戦争の明け暮れであった。そしてついに反乱軍将校が指摘したように、日本は大空襲と原爆で焼け野原になり、300万人の死者を出して滅びたのだ。
 その辺りの詳しい話は Beyond 5 Senses というブログに紹介されている故太田龍氏の講演内容が最も詳しく説得力がある。それを読んでみてほしい。
「2・26事件の全容を知り、天皇の呪縛を解こう」




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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
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