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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

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No.130 カビの生えた日本史

 3.11の東北大震災と福島原発事故以来、驚かされることが続いている。あの地震と津波の凄まじさと原発事故の恐ろしさはいうまでもない。しかしそれ以上に驚いたことがある。
 世の中の実相は、私が理解しているものとまったく違っているらしいと気付かされたことだ。その切っ掛けは原発事故に関する政府やマスコミの説明や報道が、子供騙しに近い嘘であったことだ。原子力専門家の説明も矛盾だらけであった。 そしてチェルノブイリでは強制移住の対象となるべき高濃度汚染地帯に福島市や郡山市の150万人近くの人たちがいまだに放置されている。国民を守るべき政府が国民を見殺しにしている。おかしいと思った。これには心底驚き呆れた。この世は変だぞ!とそう思った。

 それからほぼ一年に渡り最新の情報をインターネットで探り、そこから多くの関連する本を購入して学んだ。そしてこれまで抱いて来た自分の常識や知識が、まったく役に立たないと云うことに気付いた。様々な分野で商業主義に毒された疑惑が多いのは判っていたが、認識の土台となる世界や日本の歴史が想像以上に全く駄目だと思った。なかでも日本の歴史はさらに無惨であった。カビが生えていたのだ。
 私の歴史知識の基礎は40年前に兄から貰った中央公論社の「世界の歴史」と「日本の歴史」である。両方とも全15巻(?)にもなる。何かあると紐解いて読んだ。当時の最も権威ある歴史学者が執筆し、学界の定説を判り易く書いた良い歴史書であると思う。しかしこれはいかにも古過ぎると思った。他の多くの本も読んだが日本史で言えば、とくに古代史と明治以降は全く駄目だった。いずれも万世一系の天皇制というタブーによって、自縄自縛になってしまっている。
 古代史では日本は大陸からの度重なる渡来人で構成された民族、国家という視点が全く欠けていて、多くは古事記と日本書紀そして三国志の魏志倭人伝や後漢書の文字の解釈論争を繰り広げている。邪馬台国論争はその典型だ。そのうえ全国に何百もある天皇陵が殆ど発掘が出来ていない。これでは正に「群盲像をなでる」だと思う。
 明治維新以降もまた酷い。学校教育ではこの時代は殆ど教えない。古代から順を追ってくると時間が無くなって割愛される、と云うのが定説だけれど怪しいと思う。明治維新でふたたび天皇と国家が神格化されその裏に多くの真実が隠蔽されている。そして日清戦争、日露戦争、日中戦争、太平洋戦争と酷い戦争に明け暮れた。多くの兵士は「天皇陛下万歳!」と叫んで死んだ。アカデミックな学者はこの時代のタブーに触れる研究はしない。触れた研究者はパージされた。
 敗戦後は民主主義になって言論の自由が得られたはずなのだが、戦後史のまともな歴史書もまた少ない。何冊か読んでいるのだが、表向きは綺麗に装い化粧をしているが、その裏に多くの現実が隠されているらしい。天皇制とは別のアメリカ支配というタブーである。騙されている!というのが実感である。


 私は兄から貰った「日本の歴史」全巻を清掃工場に運んで廃棄した。改めて古代から現代までの最新の日本史を学び直そうと思った。タブーに捕われない民間の研究者やパージされ埋もれた歴史家の本を読み、支配され虐げられた人々の証言を集めて自分の日本史を学び直そうと思う。私の頭の中のカビ取りをしよう。







  
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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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