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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

No.119 一億総白痴化

子安の運河「子安の運河」F6


 1957年頃に優れたジャーナリスト、評論家である大宅壮一がテレビ時代を迎えて「一億総白痴化」するといった。同時期に推理作家松本清張も同様の発言をしている。この言葉を私は良く記憶している。発言は12歳の頃であるけれど、実際に私が聞いたのはそれから4~5年後だったかも知れない。いま改めてその後の推移を顧みると、まさにその警告が正鵠を得たものであったと思う。
 昨今の家庭ではいつもテレビがつけられている。食事の時もそうだ。大部分は習慣でただ漫然と見ているから、放送される内容の真偽は確かめもしないし、するつもりも毛頭ない。しかもニュースや報道番組は、事実が報道されていると思って見ている。私も同じだったのだ。
 しかしこのいかがわしさに気付いたのは、17年程前である。始めは松本サリン事件であった。テレビ、新聞は長い間、河野さんを一方的に犯人扱いして報道した。仲間内で話題になった時に、私が「冷静に見ると、河野さんは犯人ではないと思うよ」というと、「なにいってんですか!犯人に決まってますよ。馬鹿な事言わないでください!」と皆に白い目で見られた。その後の経過は良く知られている通りである。無惨と云うしかない。
 他にも私の身辺に関わりのある幾つかの事件があり、それがテレビや新聞に報道された。知っている事実と報道される内容が大きく違っている。報道する側の取り上げ方でどうにでもなるんだと思った。
 テレビ取材を受けた人が話した内容と、実際に報道された内容がまったく違っていたこともあった。取材を受けた人は酷く苦しい立場に立たされた。あらかじめ予定していたストーリーに沿った発言だけを抜き出して、編集したのだ。抗議をしても、テレビ局は謝罪もしなかったと云う。こんなことが幾つもあった。NHKの「プロジェクトX」が何度か訴えられているのをその頃知った。
 その後も良く観察していると、大事なことをスポンサーにおもねって報道していないのではないか?と言う疑問が多くあった。風邪のワクチンがほとんど効かないということを報道しない。これは厚生省も認める大掛かりな実証試験の結果で確かめられているのだ。薬品メーカーは大手のスポンサーだからか?
 もっと酷いと思ったのは、新型インフルエンザのパンデミック騒ぎだ。世界中で大騒ぎをして日本でも空港で検疫をしたり、マスクを買う行列が出来た。マスコミは連日大々的にこの危険性を報道して、騒ぎを大きくした。政府はそのワクチンを2000万人分緊急輸入をした。しかし、大騒ぎに反してこの風邪は症状が軽くて、しかも60歳以上の人には感染しなかった。免疫があるのなら、新型ではなかった疑いがある。批判されると「いつ危険な高毒性のものに変異するか判らない」という言い訳けをした。すぐに変異するからワクチンが効かないのだ。この事件はWHO(世界保健機構)と製薬メーカーが加担したやらせではないか?という批判がWHO総会で議論されたと云う。それも日本では殆ど報道されなかった。マスコミは一体何をしていたのか?あきれるばかりである。
 そして娯楽番組の内容が次第に酷くなって来た。芸能人が仲間内でしか通用しない悪ふざけを、延々としている。まともな人は正視出来ない。
 前後関係は正確でないがそんな経過を経て、8年程前に私はとうとうテレビを見ないと決心をした。14インチのブラウン管テレビを廃棄した。もちろん新聞も同様であったので止めるつもりであったが、家内が仕事上必要と云うので一紙の朝刊だけの購読はやむを得ず続ける事にした。
 それからどうなったか?私には随分と時間的に余裕ができた。つまりこれまで漫然と見るテレビや新聞を読む時間が、如何に多かったかと云う事に気付いたのである。そして読書量が増え、自分で物を書き、絵を描く時間がたっぷりと取れるようになった。テレビを見なくても何の不自由もないし、変に惑わされイライラしたりしなくなった。日常は精神的に快適で充実して来た。
 その後デジタル化した時にテレビを購入した。ニュースとサッカーの実況などを時折見る。東日本大震災と福島原発事故のテレビ報道は随分と見た。
 福島原発報道の偏向の酷さはそこで改めて再確認をした。この国のマスコミはもう既に洗脳機関となってしまっているようだ。それが判ったのはインターネットの御陰である。バイアスの掛かっていない生の情報がいくらでも見つかる。そして改めて周辺の情報を書籍で調べて確認すると、大手マスコミの偏向の酷さが一層浮き上がってくる。

 50年前に大宅壮一や松本清張が警告した「一億総白痴化」が今や現実になっている。マスコミの成り立ちと危うさを知っていたのだろう。特にテレビの威力が大きい故に、一層それを危惧したのだと思う。



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No.118 海へ下る道

三浦半島「海へ下る道」P15


 三浦半島の光景は独特である。大根や西瓜畑がうねる丘一面にパッチワークになって、その向こうに青い太平洋が輝いている。近くは漁船が見え、その先に青いタンカーが行き交う。空気が澄んでいれば水平線に意外な大きさに、伊豆大島がみえる。この光景に魅せられて何度描きに来たか。
 海の向こうはロマンチックだった。三浦の対岸の故郷大貫にいた頃、海岸からアメリカが見えるといわれて、海岸に来ると何度も水平線に目を凝らした。騙されたと判るまで大分かかった。あるとき三原山が噴火した。その時に噴煙が遥かに望めた。あれは何時の事だったか。
 三浦半島の丘を縫う道は狭い。車を止めるのが難しいし、イーゼルを広げる場所を探すのも一苦労だ。この絵の光景を見つけたときは、嬉しかった。既に日暮れが近かったので改めて出直してこれを描いた。



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No.117 死の商人

錦秋の多摩川「錦秋の多摩川」F8


 「死の商人」を広辞苑で引くと「軍需品を販売して利益を得る大資本のことをいう」とある。戦争がある限り武器を作りそれを販売する商売は無くならない。作るだけならば罪が軽いと言いたいが、しかし結局それを売る為に策を弄して戦争を作りあげるようになる。それは酷く悪質である。今のアメリカはまさにそれだ。
 朝鮮戦争、ベトナム戦争、キューバ侵攻、イラク戦争、そして今はアフガン戦争が進行している。朝鮮戦争も疑わしいのだけれど、その他の戦争で原因となったトンキン湾事件、ビッグス湾事件、そして9.11テロが、アメリカの自作自演であったのは既に世界の常識である。イラクとアフガンでは一説によれば、数百万人の犠牲者が出ているという。その9.11自作自演テロの真実を知るにはこのユーチューブを見ると良い。

 アメリカの軍事産業は巨大である。世界のどこかで常に戦争を起こしていないと、それを維持出来ない。
そして、その戦費は巨額な借金で賄っている。貸し手は日本や中国、その他の諸国である。
 日本はアメリカ国債を75兆円程保有していると云う。郵政民営化後には郵便貯金で多額のアメリカ国債が購入されたらしい。裏で郵政民営化を強要したアメリカの真の目的はそれで、そのお先棒を担いだのは小泉首相と竹中金融大臣だったという。
 それでも飽き足りずに、周辺国の富を一層収奪しようとしている。FTA.TPPがそれである。自由貿易という美名の下に他国を完全な植民地にするつもりだ。日本の政財界、マスコミは既にアメリカに支配されているので、真実は決して報道されない。騙されてはいけない。犠牲になるのはいつも弱者である。
FTAとTPPに関してはこのユーチューブが大変判り易すく解説してくれる。

 世界の軍需産業、石油産業、金融界を支配しているのは、ユダヤ系の巨大なロックフェラー財閥である。おなじくユダヤ系であるロスチャイルド財閥とともに典型的な「死の商人」で、しかも極めて悪質である。彼らはアメリカ政府、国連と既に一体化している。そして世界各地で戦争を作り出している。次の戦争はイラン、あるいはアジアの日本、韓国と中国だという。様々な手を使って関係国の緊張を煽ってくるので、過剰な反応をしないようにしよう。大騒ぎをする新聞とテレビを信用してはいけない。
 戦争にならないことを切に希望する。その為には日本の政府、マスコミを安易に信じないで、インターネットや書籍で良く調べて、真実に目を向けよう。悪辣な「死の商人」に騙されないようにしよう!


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No.116 反芻動物

榛名山遠望 「榛名山遠望」F6


<反芻動物>

繰り返し思い出していつくしむ
遠い昔の匂いと味わい 
喜びと悲哀と 戸惑いや苦悩 
美しい風景と忘れがたい充足感

それらを反芻しながら
また見知らぬ彼方へ
青く香る若草を求めて
歩いて行く



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No.115 片隅のさよなら

丘陵錦秋「木々燃える」F8


<片隅のさよなら>

この世界は無数の生命に満たされている。
生まれて死んで、果てしなく無限に続く。
そして、今また一つの命が消えようとしている。
変哲のない片隅の小さい命。
あれほど輝き躍動していたのに。

その命がまき散らしてきた無数の珠玉の記憶を
ひとつひとつ拾い集めて、優しく柔らかに抱いて慈しもう。
それしか許されていないのだから。




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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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