脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

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No.114 アプレゲール

 敗戦直後の昭和20年11月10日が私の誕生日である。父の実家のある広島県三原市で生まれた。その三ヶ月前の8月6日の昼頃、母は縁側で縫い物をしていた。そのとき空が異様に光ったと云う。原爆であった。私はその母のお腹にいた。叔母の親族は兄弟一人を残して、市内で皆亡くなったと云う。その年に日本は歴史上初めて、対外戦争で完膚無きまでに打ちのめされて降伏した。
 日本の対外戦争の敗戦の歴史を見てみる。奈良時代の白村江の戦いも総力戦であったが、韓国へ出兵しての一度だけの敗戦である。蒙古襲来は台風に救われた。陸続きであったなら全土を征服されていただろう。そして秀吉の朝鮮の役は補給線を断たれ苦戦に陥り撤退した。都合4回の対外戦争の敗戦である。これらと比較するとこの太平洋戦争の敗戦が日本の歴史上いかに大きなものか判る。国土は焦土と化し、原爆を落とされて外国の軍隊に全土を征服されたのである。300万人の犠牲者があったという。
 世界史のなかでもこの第二次世界大戦は際立って大規模で凄惨であった。この戦争を挟んで世相や思想、芸術までが一変した。アプレゲール:戦後派という言葉が生まれた。日本では焼跡派などと言われた人々もいた。野坂昭如などである。幼児の頃空襲に晒され、焼跡で育った世代をそういう。この衝撃で社会も人々の意識も大きな影響を受けて変化したのだ。
 私はアプレゲールであるけれど、それを意識し始めたのはずっと後年だ。それまで既成の価値観に捕われず自由に生きて来た気がする。それが当たり前だと思っていた。しかし40代過ぎになって息の詰まるような管理社会に苦吟して、そして、これまでの自由さはアプレゲール故のものであったと気がついた。その影響をたくさん背負っていた。
 このブログはだいぶ長い間放置していた。書こうとしても書けなかった。3.11の大震災で私自身が変わってしまった。特に福島原発事故は衝撃的である。どうして良いのか判らなかった。
 最近ようやく覚悟を決めた。もうこれに触れずに生きては行けない。この3.11は私にとっての敗戦だと思う。この事実に目を背けては絵も描けないし、ましてやブログも書けないと思う。
 福島原発事故は三度目の被爆で、そして言わば第二の敗戦とも言える。広島、長崎以上に大量の放射性物質をまき散らした。これからも放出し続ける。多くの被曝者が長い間苦しむだろう。関東、東北地方の広大な緑野と森と素晴らしい農地と漁場を、放射能で汚染されてしまった。私達の貴重な国土と食料が駄目になった。取り返しのつかない事態である。私の4人の可愛い孫たちは、この先無事生きて行けるのか?
 この事故が人災であるのがまたひどく悲しい。40年も前から原発の危険性を身を挺して警告していた良心的な人々がいたにもかかわらず、それを無視し続け、圧迫して排除してきた。嘘をついて、54基もの原発を築いた人々がいる。その人たちはいまだに反省もせず為政者として存在している。彼らは自分たちの利益と権力のために、国民と国土を犠牲にする卑劣奸、<非国民>だと思う。戦時中に私達庶民に向けられたこの言葉を、今こそ彼ら原発を推進している人々に向けよう!

何で私が怒ったのか?調べてみると原発の周囲は嘘と腐敗で溢れていたからだ。いかがわしい!

1.原発が無くても電気は足りている。(足りないと言い続けた)
2.発電コストは高い。(安いと嘘をついた)
3.電気料金が高い。(国際価格の2倍である)
4.事故を起こすと取り返しがつかない。(絶対に起きないと言い続けた)
5.膨大な使用済み核燃料を1万年も管理しなければならない。(リサイクル 出来ると装った)
6.官僚と産業界と政治家達の利権の温床になっている。
7.年間2000億円の広告費、販売促進費で大手新聞、テレビを買収してい  る。(独占企業は広告費は不用)
8.事故の重大さを隠し、多くの人々を被曝させている。(大手マスコミ、 御用学者が加担)

 最後に特に大手マスコミには猛省を促したい。真実を報道して欲しい。日経、読売、産経、朝日新聞は既に御用新聞になってしまったのか?戦前の大本営発表の愚を2度と犯さないでほしい。何十万、何百万人の日本人の生命に関することだ。犯罪に加担しないでほしい。一線の記者は皆気付いているとおもう。勇気を持って社内で発言するべきだ。
 東京新聞だけは果敢に現場に足を運び、報道機関の真実を伝え権力者をチェックするという役割を立派に果たしている! それが今は唯一の救いになっている。これに次ぐのは毎日新聞だと思う。
 もう一つ、学者は真実を追求し、それを人類の共通知的財産にする役割を担っている。その本分に戻るべきだ。自らの利益のために真実を曲げて、多くの日本国民を犠牲にしないで貰いたい。ガリレオは「それでも地球は回っている」と言って終身刑になったと云うではないか。そこまでは望みはしないが、せめて嘘をついて犯罪的行為に積極的に加担をしないで欲しい。原子力学者、放射線医学者の猛省を望む。

話は元に戻そう。そうなんですね。福島原発事故以後の私は、本当のアプレゲールなのです。

 最後に以下のホームページでを開いて「ダッ!ダッ!脱原発の歌」を聞いてください。とても可愛い女学生達が唄います。新聞、テレビ、ラジオからパージされてます。ただ原発は嫌だ!と云っているだけなんですよ。それと、40年間原発に警告を発し続けた小出助教授の国会参考人証言も是非見てください。必見です。







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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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