脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

No.97 自然であるということ

奥多摩連山「奥多摩連山を望む」F6


 先日8月24日の「大竹まことゴールデンラジオ」に文学座の江守徹がゲストで出演し対談した。この中で彼の演劇に対する姿勢が語られた。過剰な演技や感情表現、恰好付けを極力排し、自然な演技をするのを目指すと言う。演劇全体を通して語りかけようとする主題が主役であって、個々の役者の過剰な演技や感情表現はそれを害するという。呟きでしかない台詞を観客席に向かって大きな声で喋るのも、食卓を囲む場面で観客席の方を開けて座るのもおかしいという。
 彼の朗読もまた極力感情の移入を避け、自然に語られる。江守徹のナレーションは自然で実に心地良い。具体的な作品は忘れたが、言葉の効果と限界をわきまえつつ、決して映像より前に出ることなく、たんたんと自然に語りかけてくる。
 しかし一口に自然にといっても奥は深く、生易しいものではない。彼の演劇への深い探究心と長年の研鑽と才能があって、初めてそれが可能になっていることが、その対談から伺い知ることが出来た。
 この対談に惹かれたのは、私の絵を描く姿勢と共通した思いを彼が語ってくれたからである。個々の形や色彩はあくまで全体の中の一部であり、過剰になってはいけない。感情過多になって過度にデフォルメしても駄目である。作者の個性や技術や作為を極力排して、自然に見せる。描きたいのはモチーフの魅力なのだから。
しかし、それが想像を遥かに超えて困難なことを、私は知っている。





スポンサーサイト
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



<br /><BGSOUND SRC="http://blog-imgs-24.fc2.com/s/e/i/seifu/koi.mid" width=80 height=20 autostart=true repeat=true loop=true><br />
※このブログ内の文章及び画像の無断転載を禁止いたします。 

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。