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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

No.85 安房勝山

安房勝山「安房勝山、大六漁港」


 明るい陽射しと仄かな潮の香りと潮騒に囲まれて、海辺で暮らしたいと思うこの頃である。漁村は人もおおらかで開放的だ。男らしく気風も良い。永い封建時代にも漁民たちは海を通じて、遠くは紀伊半島、伊豆半島や三浦半島、伊豆大島、銚子や三陸と自由に行き来してきたのだろう。だから同じ地名が多い。南紀勝山と安房勝山、那智勝浦と安房勝浦、故郷大貫と同じ地名は茨城の大洗にもある。そして広く横たわる砂浜と無限に広がる青い海は、自由な空間であり、何にもまして魅力的だ。
 長い間土地に縛られ支配されてきた内陸の農民は、韜晦で面従腹背、排他的であり、今も色濃くその気風を残している。広島に生まれ房総で育ち、東京を転々として今は埼玉の所沢に吹き寄せられた浮き草には、いっそう住みづらい。ここに転居して数年は、冬の寒さにも閉口した。連日厚い氷が張り、二段の霜柱が立っていた。それは産まれて初めて見るものだった。最近年のせいか、その寒さがいっそう苦手になった。
 私の故郷内房の大貫は暖かい。冬に薄い氷が張るのは数日である。房総半島をさらに南下して、金谷の鋸山を越えると又一段と暖かくなる。東西に屏風のように切り立った山並が、木枯らしを防いでくれるからだ。
 先日安房勝山を訪れた。穏やかで明るい静かな海が広がっていた。漁港に小さな神社があった。魚と潮の香りに包まれて、6号の絵を描いた。



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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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