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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

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No.78 見慣れた風景

里山六月「里山六月」 F6



 人は何にでも、すぐに飽きる。山海の珍味も、3回続くともう駄目である。感動的な光景も見続けているうちに、飽きてしまう。2度目は感動しない。初恋のときめきを、2度味わえる人はいない。だから常に新鮮なものを求めて、右往左往する。なんだか悲しい気がする。一方では、辛いことや嫌なことにも飽きて慣れてしまうので、それは嬉しいことだと思う。
 スケッチに行くと時折美しく感動的な光景に出会う。その時は何をさておき、出来るだけ急いでそれを描く。初対面の新鮮な感動で、胸が震えている間に描く。色褪せてしまわないうちに。
「鉄は熱いうちに打て」と言うが、冷めても又熱くして打てる。しかし感動は冷めてしまえばお終いである。

 見慣れた光景でも、突然美しく見えて感動することもある。季節や陽射しが変わったり、見る人の意識が変わる場合である。恋をしたら周りの風景が突然バラ色に輝き出した、というやつである。見る目が変われば、見慣れた風景に新鮮な美と感動を感じる。
 狭山丘陵に住んでいるから、見慣れた光景なのだけれど、ある日突然奇麗だなと感じて、急いで描いた。「里山六月」である。絵の中心に排水路がある。普通はこんな構図はとらない。私の気に入った絵である。



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No.77 麦燃える頃

麦燃える頃「麦燃える頃」 F6


 五月に都幾川の河川敷に、スケッチに行った。そこには黄金色の麦畑が一面に広がっていた。その輝く光景を見ていると、沸き立つような気分が体中に溢れてきた。そして40年前の記憶が脳裏に甦った。
 大学に入学した年の五月に、混声合唱団の新入部員歓迎ハイキングに招かれた。西武鉄道の小さな駅舎に降り立ち、そこから黄金色の麦畑やタンポポ咲く野原や雑木林のある丘を、ヒバリの声を聞きながら幾つも越えて、武蔵野の雑木林の中に佇む平林寺に行った。美しく長閑な初夏の光景であった。あれは何所の駅だったのか。どの辺りを歩いて行ったのか。平林寺の周囲ですら、今はもうすっかり大都会になって、面影も残っていない。
 あの頃は身近なところに、麦畑が沢山あった。しかし最近は都市化の波に洗われ、その上アメリカ産の輸入小麦に駆逐されて、すっかり姿を消してしまった。国産の小麦は消費量の4%程度だという。



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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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