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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

No.61 価値あるもの

昭和記念公園
「昭和記念公園風景」F6




 先日の日曜日カルチャーセンターの生徒を引率して、久しぶりに立川市の国営昭和記念公園にスケッチに行った。西立川入口で待ち合わせた。入り口の脇にある入場者数3.500万人達成と大きな看板が目についた。すごい数だなと思った。公園内は良く整備されて何所も美しい。日曜日であったので家族ずれやカップルで賑わっている。池の周囲で久しぶりに生徒と一緒に描いた。気持ちのよい一日であった。
帰宅して調べてみると看板は古いものらしく、今では既に入場者は累計4.900万人近いと言う。この公園は返還された米軍基地跡に1973年に昭和天皇を記念して作られた国営公園で、この頃の日本経済は日の出の勢いでバブルの前期であった。巨額の国費を投入して建設されたものと思う。あのバブルの狂乱期には金に飽かせて多くのレジャー施設が日本全国に建設されたが、その殆どが廃墟に化して消えてしまった。そんな中で未だに健在で人気のある数少ないものがこの国営昭和記念公園と、同じく国営の武蔵丘陵森林公園だと思う。
 入場料は¥400円であった。駐車料金は¥820円である。しかしこの金額は少しも高いと思わなかった。大都会の中とは思えない程静かで、良く整備された緑の別天地になっている。だからこそ25年間で4.900万人もの人がここを訪れたのだろう。入場料収入を計算すると180億円にもなる。美しい緑や景観にはそれだけの価値があるということなのだ。バブル期の最も価値のある遺産だと思う。人には美しい自然や景観が必要である。それをこの入場者数が証明している。
 しかし日本の現実は800兆円の巨額の借金を抱えながらいまだに無神経な公共工事を続けていて、美しい自然と光景を日々破壊し続けている。
 関東地方の山間地を20年程描き続けているが、大した必要性のない公共工事や一握りの人たちの為のゴルフ場でどれほど破壊されたか、思い出したくもない。特に罪深いのはダム工事だと思う。荒川上流は無惨である。美しい自然環境はかけがえのない価値がある。それを昭和公園の入場者数が証明している。もうそろそろ発想を転換して欲しいと切に思うこのごろである。






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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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