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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

No.40 西安スケッチ

鼓楼


 西安にスケッチ旅行した時に描いた鼓楼である。これは西安市街の中心に有って、見上げるように大きい。ここで太鼓を打って時刻を知らせたという。基礎のトンネルを潜って向こう側に抜けると、こちら側とは一転して浅草の仲見世のような密集した繁華街になる。
 このスケッチは街路樹を背に立った姿勢で、F3号のスケッチブックに水性ペンで描いた。自転車や自動車、人物は良く観察し画面に適度に配置して描いていく。15分程で描きあげて、その夜にホテルで水彩で色を付けた。スケッチはペンで一気に描く方が上手く描ける。消すことが出来ないから、かえって思い切りの良いスピード感の有る線が描けて、イキイキしたものになる。またペンの強くて切れの良い線が効果的に絵を支えてくれる。
 鉛筆で描くとこうはいかない。鉛筆で薄く丁寧に描いてから、それをなぞるようにペンで描く人もいるけれど、それでは臨場感がでないし時間が係り過ぎる。やはりスケッチは短時間に一気に描くのが良い。
 私の風景画の本画も必ず現場にイーゼルを立てて、鉛筆で極おおまかな構成の当たりを付けて、その後は一気に筆で大部分を描いてしまう。描きあげる時間は1時間半から2時間を越えない。それを持ち帰ってその日か翌日の内に細部を仕上げる。現場の印象が新鮮な内に仕上げるのが原則だ。中には上手く行かなくて仕上げに時間をかけるものも有るが。ただし、公募展用の大作は大きすぎて、物理的に現場で描くことが出来ない。だから現場で描いた作品を元にアトリエで制作する。しかしなかなか良い作品が描けない。不自然な作品になりやすい。
スケッチ指導の記念撮影用を別にして、私は絵を描きに行く時に決してカメラを持っていかない。自分の五感をカメラ代わりにする。それが私の絵を描くという根本の原則である。



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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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