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脇昌彦の水彩絵日記

折々に思い感じたことを記した絵日記

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No.34 過去、現在、未来

「現在」は何処にあるのか?と思ったことがある。今この瞬間を「現在」と云うらしいけれど、そう思う間にもどんどん「過去」に流れてしまい捕らえ所がない。夕食後に食べたプラムの美味はもう一時間も過去のことだ。この原稿を書こうとして、デスクに座ってコーヒーを啜ったのも既に「過去」だ。今の瞬間はこれだ!と思う間もなくその時は既に「過去」に変じている。だから現在なんて本当にあるのか?と思わずにいられない。でも無いと云うのも変な気がする。
 しかし「過去」だけは膨大に確実に存在している。私の人生だけを取り上げても、喜怒哀楽を累々と積み重ねた過去が横たわっている。私と同時期に生を営んでいる人は地球上に65億人はいるらしいが、皆それぞれの過去を抱えている。人類の過去は北京原人やクロマニヨン人から数えれば600万年にもなるらしい。現代人の祖先と云われるヒト=ホモ・サピエンスからでも10万年になるという。しかも、人類以外の地球上のありとあらゆる生物や無機物だって、膨大な過去を積み重ねているのだから、考えるのもバカバカしいほどだ。そう考えると圧倒的な過去にくらべると、今現在なんて不確かで薄っぺらで掴まえ所も無く、仮に有るのだとしても取るに足りないのだ、と思ったりする。
 
 それでは「未来」はあるのか?これが難しい。何処に有るのか?と問われても答えに窮する。「山の彼方に」とでも答えようか?人は膨大な費用と時間とチエを絞って「未来」の予測をするけれど、ほとんど当たらない。競馬、競輪のレース予測、野球のペナント順位予測、株価の予測、経済予測、天気予報と未来の予測は花盛りだけれど、これが難しい。たまには当たることもあるようだけれど、まぐれといわれても仕方がない程度だと思う。だから、これが「未来」ですと確実に言えるものはない。目の前に来てみないと分らない。そして、そうなった時にはもう過去に変じて消えてしまう。
 
 人間に関することでならば、「未来」は多少予測できるかも知れない。例えば、若い男女が一週間後の金曜日に、渋谷ハチ公前でデートの約束をする。そのデートと云う未来が実現するかどうか。女が渋谷駅に降りてからふと気が変わってしまうかもしれないし、男の方だってもっと魅力的な女に出くわして、その気を無くしてしまうかも知れない。しかし双方共にその約束を必ず守もりたいと強く願っているならば、その未来は実現する。換言すれば約束をした時点で、双方がその「未来」をどれくらい強く望んでいるか?ということが鍵なのだ。だとすれば、今現在人が何を望んでいるか、と云うことの中に人間の「未来」は有るはずである。思うだけならば大丈夫と云って「あいつをいつか絞め殺してやる」などと思っていると、そんな未来が現実化していくから、用心した方が良い。
 だから今現在の心の中を、楽しいことや気持ちの良いことで満たしておくことが大事だと思う。すると楽しい気持ちの良い未来が現実化する筈である?

 科学の発達で物理現象に関する未来予測は、かなり精度を上げて来ているかも知れないが、それにしても膨大な未知の暗黒の中の蝋燭の灯のような気がする。
 最近の私は次々に病気に襲われる。それらの病気の原因はどれ一つとっても分らないことばかりである。だからなかなか治らない。しかし「生きていることこそが、奇跡なのだ」と誰かが云ったらしいが、そのほうがぴったりする。人体はそれ自体が45兆個近くの細胞で構成された大宇宙なのだという。そして水を飲んで芋や豆、肉などを食べると、生き続けて小難しい屁理屈を捏ねたり恋愛をしたり、戦争をしたりする。それこそ不思議としか言い様がない。
 先日奥日光の丸沼高原で一泊した。標高1500メートルの高原から眺めた夜空は、ありふれた言い方ながら、満天の星であった。宇宙は広大な無の世界と何となく思っていたけれど、とんでもない。隙間無く星が充満して輝いていた。夜空の南北に薄い雲が懸かっていたが、天の川が横たわって見えているのだった。生まれて初めて肉眼でしみじみ見た。これが全て太陽と同じような無数の恒星の集合体で、私達の銀河系の星々であると云う。しかも他にも巨大な星雲星団が無数に有ると云う。摩訶不思議としか言い様がない。宇宙って何だ?星は何で落ちてこないのか?重力や引力って何だ?謎だらけで疑問は尽きないけれど、何故か嬉しくなって感動をする。所詮人間なんてこの深甚たる大宇宙の塵芥でしかないのだと思う。

 随分屁理屈を捏ねたけれど、世界は想像を遥かに越えて豊穣で不可思議で、到底私の手に負える訳も無いから、この辺で無駄な能書きをお終いにしようと思う。



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プロフィール

脇 昌彦

Author:脇 昌彦
水彩画廊 suisaiga.jpを是非御覧ください。



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